2013年12月のおわりに

今年最後のライブは、お馴染み小平喫茶店ライブ。寒さが身にしみる年末にお客様はいるのかナァーと扉を開けると、すでに4〜5人の方がいるようです。

帰省する人もいれば、いつも通りの人もいる。家族から遠く離れて年越しをする人もいる。…などと考えていると、こうして他人同士が同じ空間の中でコーヒーの香りに包まれている光景が、とてもあたたかいものに映りました。

さてライブを始めよう。PP&Mの「500miles」といえば反戦フォークとレッテルが貼られているけれど、今現在だって「帰りたいけど帰れない」そんな状況に自分がなったら…などと問いつつ歌っていたら、悲しく美しい旋律とシンプルな詞がとっても心にしみました。 コーヒーの香り同様、チャコ&チコの演奏にみんながじっと耳を傾けて共有してくれた瞬間です。

そんなこんなで、一年間を振り返れば、お金もほしいが共感し合える心が自分を支えてくれている、もっとチコと共鳴して、いい演奏をしたい、と切に思いました。

そして皆さん、1年間チャコチコを見守ってくれてありがとう!! また来年もライブに来て下さい。そこで「やあ、ど〜も!!」と元気に声をかけあいましょう!


2013年11月のおわりに

こんばんは、チャコです。
今月末11/30は小作パーパスでのライブが締めくくりとなりました。

小作は中央線で立川へ、そこから青梅線に乗り換えて9つ目の駅です。最初にパーパスに行った時は「遠いな〜、これは旅だ」と思ったけれど、3回目の今回はさほど遠く感じませんでした。西荻からだと青梅線直通に乗れば1本でつながっているので、よけい身近に感じられます。

とはいえ…気温にはあきらかな差があり、小作は西荻よりグンと寒い。駅に降り立つとブルッときました。駅前は大きい道路があって、西荻のように駅周辺から商店街という風景とはまったくちがいます。アメリカ的というと大げさカナ、でもスケールが違うのです。

冷たい北風にさらされながら歩くこと10分。パーパスの扉を開けると、そこはおなじみさんが集まってワイワイやっているホットな空間。ビリー・ジョエルの「ピアノマン」さながらにユニークな方々が集まっています。

どんな音楽が好き? 誰が好き? という話からリクエストをいただいたり、音楽にはまったく無知だけれどこういうところで生演奏を聴くのが好き、という方がいたり、目標は「世界一のアーティスト」という方がいたり、同じ時間を共有できたことが楽しかった。

「みなさん、31日後には“あけましておめでとう”ですね」などとMCをとっていたら、急に自分が「師走感」でいっぱいになってしまいました。ホントにはやいもんです。

来月は1年間の締めくくりであり、是非みなさんと会えますように!
「良いお年を」を顔をみていえるといいですね♪


2013年10月のおわりに

こんばんは、チャコです。さて今月は…

10月中旬以降、台風による気圧の変化や雨・風の激しさに、心身ともに影響を受けました。頭痛の日が続いたり、それで気分が落ち込んだり…。でも今に始まったことではないし、皆さんも何かしら不調を抱えながら暮らしている方は多いですよね。

しかしそれでもライブの行き帰りのバスや電車の中でマスクをしている人やクシャミをしている人を多く見かけ、自分を含めみんなどんより疲れてる感じ。

余談ですけど、私は自分のすぐ近くでクシャミをされるとモーレツに腹が立ちます。もちろん自分だって突然出ることもあるけど、手やハンカチで抑えるなど他人様に迷惑かけないように最大限努力しています。その気遣いのないバカな大人にモーレツに腹が立つのです。逆にそうやって気遣った行動をとって下さる方には、心の中で「お大事に」とささやきます。人ってそんなものですよね。

さて、もうひとつは明るいニュース(?)

おかげさまでチャコチコは6周年を迎えることができました。結成6年経って、少しずつですが成長していると自分たちに言い聞かせ、休むことなく前進していこうと思っています。

何が成長といえるのか…と言えば、音にも人にもちゃんと気遣いができる演奏者になることかもしれません。あらためて、目の前にいるお客様に伝わる音楽を演りたい、この気持ちを大切に。

皆さん、これからもよろしくお願いします。


2013年9月のおわりに

今月末は相方チコのソロライブ「中山晋平の調べ」が“しめ”となりました。私は客席でじっくり聴きました。

中山晋平は日本の流行歌のはじまりとなった作曲家といわれているそうです。芸術座公演の劇中歌を作って大ヒットしたり、詩人・野口雨情や北原白秋との出逢いによって「てるてる坊主」や「シャボン玉」「證城寺の狸囃子」といった童謡をたくさん作り、とても多くの人々に親しまれた方だということを知りました。もちろん私も口ずさんだことがあって、そうかこの曲は中山晋平なのか、とあらためて認識しました。

自分が大人になってこんなにも音楽に執着して生きていくことになろうとは想像もつかなかった子供の頃、何の作為もなく私は中山晋平さんのメロディを唄っていたのですね。そう思うととても不思議な心持ちになりました。

チコは何故、中山晋平さんに惹かれたのだろう? チコの唄声もギターの音色も、私の不思議な気持ちにグイグイ染み渡るスバラシイものでした。ナンテネ。相方をベタホメするのは手前味噌ですね。

でも今日のライブを観て聴いて思ったことはたくさんあります。何よりメロディを口ずさみたくなる人間の衝動そのものが、とても不可思議であり、興味深いものだなと思った秋の一日でした。


2013年8月のおわりに

チャコです!
春にスタートした昭島の歌声喫茶も8月で5回目。お客様とのコミュニケーションも緊張がとれて楽しくなってきました。

みんなで歌う童謡や唱歌はとりわけ不思議感があります。たとえば「どんぐりころころ」とか「夏は来ぬ」「シャボン玉」など、懐かしいようで、幼い頃によく歌ったかと言えば実はそれほどでもなく、まあ知ってますけど程度。

でも目の前の人々が純粋に楽しげに愛おしくその曲を歌っていると、その感情がこちらに伝わってくるのかな。私までとても懐かしい心持ちになるのです。童心に帰るとは、こんな気持ちだろうか、ナンテ思ったり。

普段のライブでも歌声喫茶でも、人が集い、音楽を通して共感するものがあると、一種独特な、日常とは違った感情や空気感になり、そんな時私の心はとても満たされてくるのでした。だからライブはやめられない。

来月もぜひ「あの頃のポップス」に足を運んで下さい。同じ時間を一緒に過ごして、今年の秋のはじまりを一緒に感じたいと思います。では! ヨロピク!


2013年7月のおわりに

コンバンワ、チャコです。

今月はアイスを食べたりアイスコーヒーをガブ飲みしたり、暴飲暴食に走った1カ月となりました。それで私のお腹の調子も時折ゲリラ豪雨に見舞われてしまい、ヤレヤレといったところです。

さて、今月はなんと言っても、7/11に完成したチャコチコ初CDをお客様のお手元にお届けできたことが何より嬉しいことでした。結成6年目にして、形あるものをひとつ作れたことはとにかく嬉しいです。

そして手に取ってくれた方々からは、よかったね、オメデトウ、ガンバッテるねと声をかけてもらい、中には紅白に出られるまで頑張るんだよ!と熱い言葉をもらったりして…。私たちのことで熱くなってくれる人がいるって、なんて幸せ者なんだ。

こうなってくると、出られるものなら紅白に出て応援してくれた人たちをみんなご招待したいナなどと夢が広がったのでした。

しかしチコは「オレは紅組になるわけ?」と首をひねっているのでした。

ではまた来月末に!


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